【種類別】納骨堂で納骨できる数|いっぱいになった際の対処法も
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納骨堂や室内墓苑は、天候や立地に左右されずにお参りできることから、近年選ばれる機会が増えている供養先の1つです。従来のお墓とは違って遺骨を屋内で管理するため、利便性や管理のしやすさに魅力があります。
一方で、納骨堂を検討する際には「何人分まで納められるのか」という点が重要になります。実際には、納骨堂の種類によって収容できる人数やスペースの考え方が異なるため、事前に把握しておくことが欠かせません。
そこで今回は、納骨堂の種類ごとの納骨数の目安や、スペースがいっぱいになった場合の対処法、契約時の注意点について分かりやすく解説します。
1. 納骨堂には何柱まで遺骨を納められる?

納骨堂とは、屋内に遺骨を安置・保管する供養施設のことです。天候に左右されずにお参りできる利便性に加え、駅から近い好立地にある施設が多いことから、近年は一般的なお墓に代わる選択肢として注目されています。
納骨できる数については、お墓に関する法律である「墓地埋葬法」によって明確な上限が定められているわけではありません。
納骨堂に限らずお墓の定員は基本的に、規模や構造によって個別に決まります。例えば、一般的なお墓では墓石の下にある「カロート(納骨室)」に骨壺を収めるのが一般的で、10個前後の骨壺を納められるケースも少なくありません。
一方で、納骨堂はスペースが限られているため、収容できる人数は比較的少ない傾向にあります。多くの場合、最大でも6~8柱程度が目安とされており、一般墓よりもコンパクトな設計が特徴です。
1-1. 納骨堂の種類によって納骨できる人数に差がある!
納骨堂では「最大8柱程度」とされるケースが多いものの、実際に納められる柱数は一律ではありません。ロッカー式や仏壇式などの種類、さらには契約するプランによって収容数は大きく変わります。
また、納骨堂によっては人数ではなく骨壺のサイズや総重量を基準として上限を定めている場合もあります。そのため、契約前には「何柱納めるるか」だけでなく、「どの程度の骨壺がいくつ納まるのか」といった具体的な条件まで確認しておくことが重要です。
2. 【種類別】納骨堂で遺骨を納められる遺骨(柱)数の基準

前述の通り、納骨堂に納められる遺骨の数は一律ではなく、施設の種類や区画の広さによって大きく異なります。実際には1人用から家族向けの区画まで存在しており、納骨堂の規模や形式・プランによっても特徴や収容数が異なるため、違いを理解しておくことが重要です。
ここからは、遺骨を納められる柱数の基準を、納骨堂の種類別に詳しく紹介します。
2-1. ロッカー式納骨堂
ロッカー式納骨堂は、コインロッカーのように区画が並び、それぞれのスペースに骨壺を納める形式です。扉付きのタイプと棚状のタイプがあり、比較的シンプルな構造で費用を抑えやすい点が特徴です。
一方で、1区画あたりのスペースはそれほど大きくないため、納骨できる人数は1~4柱程度が一般的で、多くても8柱前後にとどまります。個人や夫婦、小規模な家族での利用に適しており、将来的に納骨数が増える可能性がある場合は注意が必要です。
2-2. 仏壇式納骨堂
仏壇式納骨堂は、上段に仏壇スペース、下段に遺骨を収める納骨スペースを備えた形式で、従来のお墓に近いスタイルで供養できるのが特徴です。遺影や位牌、お供え物を置けるため、一般的なお墓と同様の感覚でお参りできます。
納骨スペースが比較的広いことから収容できる数も多く、数柱から10柱程度まで納められるケースもあります。家族単位で長く利用したい場合や、代々引き継ぐことを想定している場合に適した形式です。
2-3. 位牌式納骨堂
位牌式納骨堂は、ひな壇状の棚に位牌を安置し、その位牌に対してお参りを行う形式です。遺骨は別の場所に保管される、または位牌とともに安置されるなど、施設によって管理方法が異なります。
基本的には位牌1つにつき1名分の遺骨を対象としているため、個人単位での利用が前提となります。その分、費用が比較的抑えられる傾向があり、後継者がいない場合や個人での供養を希望する人に選ばれることが多い形式です。
2-4. 自動搬送式納骨堂
自動搬送式納骨堂は、専用のICカードをかざすと、バックヤードに保管されていた骨壺が入った厨子が自動で参拝スペースまで運ばれてくるという仕組みの納骨堂です。都市部を中心に増えており、利便性やセキュリティの高さが特徴です。
自動搬送式納骨堂の1区画あたりの収容数は2~8柱程度が一般的で、家族単位で利用しやすい形式と言えます。なお、施設によっては柱数ではなく骨壺の大きさや総重量で制限が設けられている場合もあるため、契約時には具体的な条件を確認しておくことが大切です。
3. 納骨堂の納骨スペースがいっぱいになった場合の対処法

納骨堂は区画ごとにスペースが限られているため、家族の人数や利用年数によっては納骨場所が不足するケースもあります。その場合でも、遺骨を適切に整理・移動することで対応できるため、あらかじめ主な対処法を把握しておくことが重要です。
ここからは、納骨スペースがいっぱいになってしまった場合の代表的な対処法を3つ紹介します。
3-1. 粉骨または分骨する
納骨スペースを確保する方法として、遺骨を粉骨または分骨する方法があります。
粉骨とは、遺骨を細かく砕いてパウダー状にすることで、骨壺のサイズを小さくし、収納効率を高める方法です。一般的には骨壺の容量を3分の1~4分の1程度に抑えられるため、同じ区画内により多くの遺骨を納めやすくなります。
また、分骨によって遺骨を複数に分け、一部を別の場所で供養することも可能です。ただし、納骨堂によっては数の制限が設けられている場合もあり、粉骨しても追加納骨が認められないケースがあるため、事前に管理者へ確認しておく必要があります。
3-2. 骨箱または納骨袋に移す
骨壺自体がスペースを占有している場合には、遺骨を骨箱や納骨袋へ移し替えることで、収納スペースを確保する方法もあります。納骨袋は布製でコンパクトに収められるため、限られた区画内でも効率的に遺骨を安置できる点が特徴です。
宗派や地域によっては骨壺を使用せずに納骨することも一般的であり、この方法によって収容数を増やせる場合があります。ただし、納骨方法に関するルールは施設ごとに異なるため、移し替えが可能かどうかは事前に確認しておくことが大切です。
3-3. お墓の引越し(改葬)を検討する
既存の納骨堂で対応が難しい場合は、他の納骨堂やお墓へ遺骨を移す「改葬」を検討するのも1つの方法です。例えば、より収容数の多い納骨堂へ移したり、一般墓を新たに建てたりすることで、将来的な納骨スペースの不足を解消できます。
また、永代供養墓や合葬墓へ移す選択肢もあり、管理負担や費用を抑えたい場合に適しています。
ただし、改葬には行政手続きや親族の同意が必要となるほか、移転先の規約や費用も考慮する必要があります。トラブルを避けるためにも、事前に十分な検討と準備を行うことが重要です。
4. 納骨堂を契約する際の注意点

納骨堂を選ぶ際は、現在の状況だけでなく、将来的な利用を見据えた検討が欠かせません。後から納骨数が増える可能性がある場合には、事前に下記のポイントを確認しておくと良いでしょう。
●追加納骨の可否や対応方法
●追加納骨時に発生する費用や管理料の取り扱い
納骨堂を契約する際は、現時点の遺骨の数だけで判断するのではなく、今後納骨する可能性のある家族・親族の人数も含めて検討することが最も重要です。
収容数に余裕がない場合、後から粉骨や分骨を行ったり、追加納骨ができず新たにお墓を用意したりする必要が生じるケースも考えられます。
また、納骨堂によっては追加納骨の可否や費用、管理料の取り扱いが異なるため、契約前に具体的な条件を確認しておくと安心です。将来的な負担を抑えるためにも、長期的な利用を前提に慎重に判断しましょう。
まとめ
納骨堂に納められる人数は法律で定められているわけではなく、施設の種類や区画の広さによって異なります。ロッカー式や仏壇式など形式ごとに収容可能数の目安があり、一般的には最大でも8柱程度が1つの基準です。
また、スペースが不足した場合には、粉骨や納骨方法の見直し、改葬といった対応が必要になることもあります。将来を見据えて、収容数や追加納骨の条件を事前に確認しておくことが重要です。
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