コラム

 

葬儀の生前予約とは|メリット・デメリットと予約の主な流れ

「終活」について考えている方の中には、自身の葬儀を生前に手配する「葬儀の生前予約」について見聞きしたことがある方もいるのではないでしょうか。葬儀は故人が亡くなった後に遺族やパートナーが手配するのが一般的ですが、最近は「自身の希望を取り入れた葬儀ができる」として葬儀の生前予約を行う方も増えてきました。

この記事では、葬儀の生前予約の概要をふまえた上で、生前予約を行うメリット・デメリットについて解説します。生前予約から葬儀までの主な流れも併せて確認し、家族(遺族)やパートナーの負担をなるべく減らしつつ、自分の希望に合った葬儀を執り行う準備を進めましょう。

1. 葬式・葬儀の「生前予約」とは

葬式・葬儀の「生前予約」とは、自分や家族・パートナーの葬儀の手配を本人の存命中に事前予約しておくことを指します。葬儀の生前予約を行う際には、下記のような内容を葬儀会社や互助会などと相談しながら予約の内容を決めていきます。

【葬儀の生前予約における主な相談内容・検討事項】

    葬儀を行う場所
    参列者の人数や参列してほしい方
    遺影や祭壇、棺の内容や装飾
    葬儀中の演出(会場にかける音楽など)
    葬儀費用

葬儀の内容が決まったら、「もしもの際にはこの内容で葬儀をお願いします」と葬儀会社などへ依頼します。亡くなる日やそのときの火葬場の稼働状況は分からないため、「○月○日○時から」といった日付を指定した予約はできないことを押さえておきましょう。

2. 葬儀の生前予約をするメリット4つ

葬儀の生前予約を行うことには、見送られる本人や遺された家族・パートナーにとって次のようなメリットがあります。

【葬儀の生前予約を行う4つのメリット】

    1.本人の希望を反映した葬儀ができる
    2.家族(遺族)へ手間・負担をかけずに済む
    3.葬儀費用の目安を事前に把握できる
    4.人生を見つめ直す機会となる

ここでは、上記の4つのメリットについて詳しく解説します。

2-1. 本人の希望を反映した葬儀ができる

葬儀の生前予約を行うメリットの1つとして、見送られる本人の希望を反映した葬儀ができることが挙げられます。本人が存命のうちに、自分の気持ちや希望を家族やパートナーに明確に伝えることができるため、本人や家族・パートナーが納得できる葬儀を準備できるでしょう。

葬儀の生前予約では、葬儀全体の内容を細かく決める必要はありません。遺影の写真や棺に入れるもの、葬儀会場など、本人の希望があるポイントだけでも事前に予約しておくと安心です。

2-2. 家族(遺族)へ手間・負担をかけずに済む

通常、家族やパートナーが亡くなると、遺された家族やパートナーはすぐに葬儀の手配を行わなければなりません。大切な人を失った悲しみに浸る間もなく、亡くなってから3時間程度で葬儀に関することを矢継ぎ早に判断する必要があるため、心身ともに大きな負担がかかります。故人と向き合い、お別れの時間をゆっくりと過ごすことも難しいでしょう。

葬儀の生前予約をしておくと、もしものときに慌てずに対応することができます。亡くなった後に予約しておいた葬儀会社へ連絡するだけで葬儀の手配ができるため、大切な人との最期の時間をゆっくり過ごすことができるでしょう。

2-3. 葬儀費用の目安を事前に把握できる

一般的な葬儀にかかる費用は200万円程度とされていますが、葬儀の規模や内容によっては想定していたよりも多くの費用がかかる場合も少なくありません。通常は葬儀の内容をじっくりと考えられる時間を取れないため、費用を抑えるための工夫を検討することも難しいでしょう。

一方、葬儀の生前予約を検討する際に複数の葬儀会社を見ておくことで、葬儀費用の見積もりを比較検討したり、費用を抑える工夫を考えたりすることができます。葬儀費用の目安を事前に把握しておけるため、葬儀費用の準備も進めやすいでしょう。

2-4. 人生を見つめ直す機会となる

葬儀を生前予約する際には、葬儀に対する希望や意向を伝えるために、自分自身の生き方や考え方、周囲の人との関わり方をじっくり考えることとなります。「自分はどのように生きてきたか」「自分はどうありたいのか」「人生の最期に何を望むのか」など、自分自身の人生を見つめ直す時間を取ることができるでしょう。

自分自身の人生を振り返り、自分自身を見つめ直すことで、残された時間を前向きに過ごすためにできることを考えられるようになります。最期まで自分らしく、悔いの残らない人生を送るためにも、終活の一環として葬儀の生前予約を検討してみてもよいでしょう。

3. 葬儀の生前予約をするデメリット2つ

葬儀の生前予約には多くのメリットがある一方で、デメリットや気を付けておきたいポイントがあることにも注意が必要です。

【葬儀の生前予約を行う2つのデメリット・注意点】

    家族(遺族)との話し合い・同意が必要となる
    前払い制によるリスクが少なからずある

ここでは、上記のデメリット・注意点について詳しく解説します。

3-1. 家族(遺族)との話し合い・同意が必要となる

葬儀の生前予約について考える際には、実際に葬儀を執り行う家族やパートナーとよく話し合い、葬儀の方針や自身の希望・意向について同意を得る必要があります。希望する葬儀の方向性や内容、費用などによっては家族やパートナーと折り合いがつかず、トラブルに発展する恐れがあることに注意しましょう。

また、本人の存命中に葬儀のこと、つまり亡くなった後のことを話すのに抵抗がある方も少なくありません。本人が病気になってからだと家族やパートナーもより悲観的になりやすく、葬儀について話し合うことが難しくなる可能性があります。自分が元気なうちに、家族やパートナーと十分に話し合っておきましょう。

3-2. 前払い制によるリスクが少なからずある

葬儀の生前予約を行う際に、葬儀会社に対して葬儀費用の一部を前払いするケースも少なくありません。葬儀費用を一部でも前払いしておくことには、遺された家族やパートナーの経済的な負担が軽減されるというメリットがあります。しかし、葬儀会社が倒産した場合は、支払ったお金が戻ってこないリスクもあることに注意しましょう。

また、契約当時のプラン料金から値上げされ、高額な追加料金が発生する恐れもあります。金銭的なリスクの発生を防ぐためにも、安心して依頼できる支払いシステムのあるサービスを利用するとよいでしょう。「花のうてな」であれば、前払いしない場合は事前予約の受付のみ、前払いする場合は信託契約のため安心です。

4. 【予約~葬儀】生前予約の主な流れ

葬儀を生前予約することにはデメリットや注意点もあるものの、メリットも多いことから、葬儀の生前予約を前向きに検討している方もいるでしょう。ここでは、葬儀の生前予約における一連の流れについて、ポイントを押さえて解説します。

【葬儀を生前予約した場合の一連の流れ】

STEP1:葬儀会社を決める どの葬儀会社で葬儀を予約するか検討します。プランの内容や料金体系、サービス内容などの説明を十分に受け、複数の葬儀会社を比較検討した上で予約する会社を決定しましょう。
STEP2:葬儀の内容を相談し見積もりを取る 葬儀の形式や規模、祭壇や棺の種類、会場の演出や食事など、葬儀に対する希望を担当者に相談します。葬儀費用の見積もりも出してもらいましょう。
STEP3:生前予約を行う 決定した内容や見積もりに納得したら、葬儀の生前予約を確定します。必要に応じて予約金や葬儀費用の支払いを行いましょう。
STEP4:本人が亡くなった際に葬儀会社へ連絡する 本人が亡くなり葬儀を行う必要が生じた段階で、生前予約を行った葬儀会社へ連絡します。
STEP5:葬儀を執り行う 予約時の内容を確認しながら葬儀の打ち合わせを行い、最終調整した上で葬儀を執り行います。
STEP6:葬儀費用の支払いを行う 予約のみで葬儀費用を支払っていなかった場合や追加費用が発生した場合は、葬儀終了後に支払いを行います。

葬儀の生前予約を受け付けている葬儀会社は数多く存在しますが、「花のうてな」は納骨堂もセットでお得に契約することが可能です。自分や家族・パートナーの希望に合った葬儀とともに納骨堂も事前に手配しておきたい方は、ぜひ「花のうてな」の利用をご検討ください。

まとめ

本人の存命中に葬儀会社などに葬儀の事前予約を行う「生前予約」には、「希望に合った葬儀ができる」「費用を事前に把握できる」など多くのメリットがあります。葬儀に関して家族やパートナーとの合意を得たり、前払いする場合は倒産のリスクなどを考えたりする必要はありますが、人生を見つめ直す良い機会にもなるでしょう。

葬儀の生前予約を行う場合は、葬儀会社を選んで葬儀内容について相談し、決定内容や見積もりに納得した上で予約を行うことが大切です。葬儀の生前予約を行う際には、納骨堂とのセットプランがあり、安全性の高い支払いシステムを整備している「花のうてな」をぜひご検討ください。

 

この記事を書いた人

株式会社了聞 運営部主任 小林 雄志

株式会社了聞 運営部主任 小林 雄志

葬儀・供養業界経験者。複数の霊園・納骨堂での勤務経験あり。
取得資格:終活コンシェルジュ

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